Jamais vu

ALI PROJECTの『jamais vu』（ジャメヴ）は、彼らがZAZOU Recordsからリリースした初のベストアルバムです。

概要

タイトルはフランス語で「未視感」を意味し、既視感とは対照的な感覚を表しています。ZAZOU Recordsからのリリースとしては2枚目のアルバムであり、初のベストアルバムとなりました。現在は販売終了しており、他のレーベルからの再発もありません。収録曲の多くは、東芝EMI時代にリリースされたシングルとそのカップリング曲で構成されています。

収録曲について

恋せよ乙女〜Love story of ZIPANG〜: ALI PROJECTの代表曲の一つ。和風テイストとゴシックな雰囲気が融合した独特の世界観が魅力です。
嵐ヶ丘: エミリー・ブロンテの同名小説『嵐が丘』をモチーフにした楽曲。歌詞には小説の内容が反映されています。
ヴェネツィアン・ラプソディー: 華やかなヴェネツィアをイメージした楽曲。歌詞とメロディーが織りなす幻想的な世界観が特徴です。
雨のソナタ〜La Pluie〜: 美しい旋律が印象的なバラード。雨をテーマにした歌詞が、切ない雰囲気を醸し出しています。
Nous Deux C'est Pour La Vie: 「雨のソナタ〜La Pluie〜」のフランス語バージョン。原曲とは異なる魅力があります。
エスカルゴ嬉遊曲: 「ヴェネツィアン・ラプソディー」のカップリング曲。喜遊曲（ディヴェルティメント）とは、娯楽的な要素を持つ楽曲のことです。
舞踏会の手帖: 「嵐ヶ丘」のカップリング曲。ジュリアン・デュヴィヴィエ監督の同名映画をモチーフにしています。
共月亭で逢いましょう: 「恋せよ乙女」のカップリング曲。
ストロベリーパイをお食べ: 軽快なメロディーが特徴的な楽曲。
Sacrifice: このアルバムで初めて発表された楽曲。いけにえ、犠牲といった意味を持つ英語がタイトルになっています。作詞は宝野アリカ、作曲・編曲は片倉三起也が担当しています。

『jamais vu』は、ALI PROJECTの初期の代表曲を網羅した、ファン必携のアルバムと言えるでしょう。彼らの独特な音楽世界に浸りたい方におすすめです。

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